子連れ海外旅行のプランニング

時 期

旅行を考える際には、いつどこに行くかからスタートすることと思います。いつというのは、仕事の都合と子どもが就学時の場合は長期休業の時期で決まってきます。私もここ数年旅行に行くのはお盆時期か年末年始になっています。航空運賃やホテルの宿泊費が高くなりますが、それはやむを得ないと割り切っています。

子どもがまだ学校に通っていないのであれば、仕事の休みをずらしてオフシーズンに旅行するとお得に行けます。

 

場 所

次に場所です。これは旅行日数と予算が関係してきます。近場のアジアでしたら費用がかからず2,3時間から半日もあれば着くでしょうが、ヨーロッパやアメリカ大陸となると移動に半日~1日、費用も倍はかかります。そして子どもを連れていることを一番に考慮する必要があります。飛行機での移動を前提で、年齢別に考えてみましょう。

 

2歳未満(幼児)の場合

この年齢の子どもを連れて行く最大のメリットは、飛行機の運賃が安いということです。基本的には大人運賃の10%です。サーチャージもかからない航空会社が多いです。

パッケージツアーも航空運賃に準じて安い料金設定になっているものが多いです(ホテルは無料ですから)。ただしこれは親の膝の上という前提です。座席を取るのであれば、後述する幼児料金が適用されます。

あらかじめ予約しておくとバシネット(ベビーベッド)を無料で用意してくれて、それに応じた足元が広い座席になります。ベビーフードや離乳食も予約時にお願いしておくといいでしょう。

2,3時間ならいいのでしょうが、長時間のフライトは心配がつきません。眠ってくれればいいのですが、必ずしもそうはいきません。人の声でがやがやしている、エンジン音がうるさい、気圧の変動がある、明るくなったり暗くなったりする等がストレスとなり全く寝てくれないかもしれません。

寝ないだけならいいのですが、大声で泣かれたときには大変です。特に深夜便でみんなが眠ろうとしているときに子どもが泣いていると非常に申し訳なく思いいたたまれない気持ちになります。

実際我が家も長男が1歳3ヶ月の時にシンガポールに行きましたが、往路はおとなしくしてくれていたのでよかったのですが、復路はずっと泣きっぱなしでした。父親、母親が交代でずっと抱っこしてキャビンクルーさんたちもなだめてくれていたのですが、ほとんど寝ていません。

子どもは飛行機を降りたらずっと寝ていましたが、私は夜通し子どもの相手をして全く寝られなかったので、空港で仮眠を取ってから車の運転をせざるを得ませんでした。大変だったのでそれからしばらくは国内旅行だけになりました(金銭的な都合もありますが)。

結論としてやはり近場がおすすめです。のんびりできるアジアのビーチリゾートグァム・サイパンあたりが子どもにとっても親にとってもストレスなく旅行できるでしょう。同じく近場のソウル、上海、香港などはLCCを利用すれば安く行けるのですが、幼児を連れての旅行にはあまり向いていません。街歩き、食べ歩きがメインの観光地はもっと大きくなってからでいいでしょう。

もっとも、これくらい小さい時に連れて行っても子どもはまったく覚えていません。親が旅行を楽しみたいから連れて行くといったところでしょうか。

 

2歳以上12歳未満(小児)の場合

2,3歳だとまだきついでしょうが、小学生にもなると長時間のフライトも大丈夫です。退屈しないように本やおもちゃ、ゲーム機を与えておけば、おとなしく席に座っていてくれます。うちの子どもは兄弟でカードゲームを楽しんでいます。向かい合っていないのにどうやってやっているのかは謎ですが。

幼いうちはビーチリゾートがおすすめですが、小学生くらいになるとどこでもOKとなります。動物園、遊園地、ビーチ、トレッキング等その土地ならではの体験をしましょう。

ちなみに航空運賃は大人の75%となります。サーチャージは大人分取られます。パッケージツアーも小児料金を設定していますが、大人料金とほとんど変わらないか、一緒のものが多いです。最初から家族向けの商品だと子ども料金を半額に設定しているツアーもあります。

4,5歳くらいになると旅行の経験・記憶が残るようです。一緒にできるアクティビティも増えるので家族で旅行を楽しみましょう。

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