ストーンヘンジに行ってみた

2018年夏に初めてイギリスを旅しました。その時に最初に訪れた観光地がストーンヘンジ(Stonehenge)です。

 

台北経由のChina Airlinesを利用したので、到着空港はヒースロー空港ではなくガトウィック空港でした。

 

夕方に到着し、レンタカーを借りて、西に向かいます。そしてストーンヘンジの近くにある街エイムズベリー(Amesbury)のホテルで泊まります。

宿泊したホテルは The George Hotel です。

なかなか雰囲気のいいホテルでした。古さは否めませんが、そこがいい味を出しています。1Fがレストランとパブになっています。夜はパブで、朝はレストランで食べました。

街の雰囲気はこんな感じです。

小ぢんまりとした街です。ストーンヘンジの観光拠点というほどでもなさそうです。

ストーンヘンジは世界的にも有名な、かなり人気のある観光地です。それ故結構混雑します。ただ朝イチで行くとそうでもないようなので、オープンしてすぐに入場できるようすぐ近くの街であるエイムズベリーに泊まったのですが、ストーンヘンジで儲けようという感じではなさそうでした。

 

翌朝9時過ぎにストーンヘンジの駐車場に到着します。すでに車はそこそこ駐車しています。

まずはチケット引き換えです。左の列が予約購入、右が当日販売の列です。

チケットは当日でも購入できるのですが、確実にその日・その時間帯に入場するには予めネットで購入しておいたほうがいいと公式サイトにあったので、予約購入しておきました。予約購入は公式サイトからどうぞ。英語が苦手な人は楽天トラベルグループのVoyaginでも購入できます(少し高くなります)。

右側の列の当日販売のほうが空いていますが、すぐに入場できるかどうかはわかりません。空き次第です。

 

ストーンヘンジの遺跡まではランドトレインと呼ばれるバスで移動します。

1.1kmなので歩けない距離でもないのですが、観光に時間を充てたいため文明に頼ります。

羊のいる牧場を眺めながらの移動です。この道路に並行して平原に通路があるのですが、歩いている人も見かけます。

 

ランドトレインを降りて歩いていくとストーンヘンジが見えてきます。

 

遺跡の周囲に遊歩道があり、反時計回りに進みながらストーンヘンジを眺めます。

 

まずは近くから観察します。

ストーンヘンジの築造の目的はまだ明らかになっていません。神殿であったであろうとは言われていますが、具体的な儀式等はわかっていません。紀元前3000年頃に木もしくは石で最初のストーンヘンジが築造され、今ある巨石は紀元前2500年頃に30km以上北のマールバラ丘陵もしくは240km以上西のプレセリ山脈で採掘された石のようです。そして紀元前2200年頃に今のような形に組み替えられたと考えられています。その後、石の再配置や崩落、破壊等がありましたが、20世紀に復元されています。

 

遊歩道を南に進みます。舗装されているのはここまでです。

 

少しずつ見え方が変わってきます。この辺りから見るとあまりサークルっぽくは見えません。

 

 

徐々にストーンヘンジから離れていきます。けれども全体像はよくわかります。

 

東側には牧草地が広がり、牛が放牧されています。

 

写真右側がストーンヘンジに一番近づけるポイントです。

 

これは結構気に入っている写真で、しばらくスマホの壁紙に使用していました。

 

手前に見える巨石はヒールストーンと呼ばれています。マールバラ丘陵から運ばれたのか、それとも元々ここにあった石を立てたのかはわかっていません。

 

これで1周してきました。写真を撮りながらゆっくり散策して45分です。舗装された遊歩道には多くの観光客がいます。ずいぶん人が増えています。朝イチでやって来て正解でした。観光客の中にはストーンヘンジを近くでみたら踵を返す人もいます。なんかもったいないですね。

ストーンヘンジ周辺には古墳もあります。ビジターセンターからの遊歩道から見学できるようです。ただし古墳は私有地にあるので近づけません(歴史的遺産が個人の所有物になっているとは)。

 

ランドトレインに乗車してビジターセンターに戻ります。驚いたことにランドトレイン待ちの列ができています。朝イチで本当に良かったと実感した瞬間です。

 

次にビジターセンターの展示室に入ります。ストーンヘンジの中心に立っているかのような気分を味わえる360度の映像は良かったです。1日の流れだけでなく、季節の移り変わりも短時間で見られます。また、ここには様々な出土品が展示されています。

 

その後、外に出て当時を再現している住居を見学しました。

細い木が柱で、壁は土壁、屋根は藁葺の簡素な造りです。中に入れる住居にはベッドらしきものがありました。

 

敷地外で土を練っています。それを眺めていると、職人さん(?)が練った土を持って住居の一つに入っていったのでついて行きました。

 

壁の修復をしています。

見学していると、触ってみるかいと粘土を差し出してきました。

触ると随分粘り気のある粘土でした。藁が練り込まれています。白いのは石灰岩の粉が使用されているからです。どれくらいの頻度で修復しているのか尋ねると、年がら年中やっているとのことでした。直しても別の住居の壁が次から次へと壊れるそうです。当時使っていたであろう材料と技術で再現しているので仕方ないのでしょうね。

 

最後にビジターセンターのショップに寄って、ガイドブックを購入しました。子どもはキーホルダーを買いました。どうして子どもってキーホルダーが好きなんでしょう(苦笑)。

 

駐車場の戻る際、チケット売り場を見るとすごい人だかりでした。11時20分頃です。

 

結局滞在時間は2時間強です。ストーンヘンジは2時間あればストーンサークルとビジターセンターを十分堪能できます。時間がない人も1時間あれば最低限は見て回れます。ただ朝イチで行くことをお勧めします。

 

交通手段に困るという人はロンドン発のツアーに参加するといいでしょう。Voyaginが『イギリス・ストーンヘンジ入場チケット<ロンドンからの往復送迎付きオプションあり>』というツアーを販売しているので、「往復送迎付き」を選ぶと楽に連れて行ってもらえます。

ストーンヘンジは非常に神秘的で興味をそそられる遺跡です。古代の人々が巨石を運んできただけでなく、それを削り、直立させ、またその上に石を置きました。驚嘆するしかありません。イギリス旅行の際には是非足を運ぶべき観光地の一つです。

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1件の返信

  1. 2019年6月7日

    […] ストーンヘンジを見学後、近くの街であるソールズベリーに寄り、ソールズベリー大聖堂(Salisbury Cathedral)を訪れました。 […]

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