Dinosaurland Fossil Museum(ダイナソーランド化石博物館)に行ってみた

子どもが恐竜の化石を見るのが好きなので、イギリス南西部の町ライム・リージス(ライム・レジス)にある『Dinosaurland Fossil Museum』(ダイナソーランド・フォッシル・ミュージアム)に行って来ました。

この町は化石の町として有名です。現在の古生物学の道標をつけた女性メアリー・アニングが生まれ、生涯を通じて化石採集をした町です。イクチオサウルスやプレシオサウルスなどの魚竜や翼竜の全身骨格を発見しました。ライム・リージスや隣町チャーマスでは現在でも化石発掘が行われており、観光客でもアンモナイトなどの化石採集が可能です。

 

鉄道がないので車で行くことになりますが、ライム・リージスの街中の道は非常に狭いです。ですので町中心部手前にある駐車場に車を停めて、そこから歩いて行きます。ここが駐車場になります。1日£2です(2019年6月現在)。詳細はCharmouth Road car parkで確認してください。

  

Googleマップを頼りに5分ほど歩くと到着します。建物の写真を撮り忘れたのでGoogleストリートビューを張っておきます。外観や大きさは普通の一軒家と変わりません。

この時点で「正直失敗したか?」と思わざるをえませんでした。なんせ個人運営の博物館ですから。とりあえず行きます。

 

入場料は大人£5、小人£4です。子どもには用紙を鉛筆を渡されました。クイズが数問書かれてありそれに答えると帰りにお土産をもらえるそうです。狭い入り口(ドア)を抜けて中に入ります。

 

中は狭い空間にたくさんの化石が展示されています。普通に撮影した写真では博物館の様子がわかりにくいので、全天候型カメラThetaで撮影した写真で確認してください。

Dinosaurland Fossil Museum – Spherical Image – RICOH THETA

地元で採集したアンモナイトや魚の化石が多いです。小型のイクチオサウルスや恐竜の化石もあります。

 

こちらは2階から撮影した写真です。

Dinosaurland Fossil Museum – Spherical Image – RICOH THETA

2階には恐竜の模型が飾ってあります。ここから1階を眺めると、所狭しと化石を展示してあるのがよくわかります。

 

化石の展示室の隣に別の空間があります。

Dinosaurland Fossil Museum – Spherical Image – RICOH THETA

こちらは現在の生物の骨格標本を展示しています。こちらの展示物が予想外に見応えがありました。

 

あまり広くないのでこれですべてです。入ってきた戸口から出ます。子どもがやっていたクイズですが、解くのに少しばかり苦労します。ちゃんと展示の説明を読まないと解けません。一つだけどうしても答えを探すことができませんでした。それでも用紙を管理人(館長?オーナー?)に渡すと、きれいな小石から一つ持っていっていいとのことで、子どもが一つお土産としてもらいました。

 

最後にお土産として売られている化石を見たのですが、小さい割にそこそこの値段がついていました。翌日フォッシル・ハンティング(化石採集)をする予定だったので、そこでゲットすればいいだろうと思い、外に出ました。

 

滞在時間は約45分です。『Dinosaurland Fossil Museum』は「ダイナソーランド」という名前とは異なり、恐竜の化石はあまりありません。恐竜時代の海の生物や植物が中心でした。それでも当初の予想を裏切り、結構見ごたえのある展示でした。子どもも大満足の博物館です。後日、ロンドン自然史博物館にも訪れたのですが、混雑していなくてコンパクトにまとまっているという点では子どもにとってはこちらの方に軍配が上がります。特に小さな子ども連れにお勧めの博物館です。せっかくここまで足を伸ばすのであれば、フォッシル・ハンティングにもチャレンジしましょう。

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