オーストラリア・ノーザンテリトリー北部周遊の旅でレンタルしたキャンピングカー

オーストラリア・ノーザンテリトリー北部周遊の旅でレンタルしたキャンピングカーを紹介します。

 

まず車を選ぶに当たって考慮したことは、4人が就寝できて小型(ミニバンベース)であることです。それで検索すると、車種が限られてきます。

 

最終的に予約したレンタカー会社がBritzで、車種はVoyagerです。リーフレットのpdfのリンクを張っておきます。

 

紹介動画も探したのですが、旧型Voyagerしかありませんでした。イメージビデオで現行Voyagerが使用されているものがありましたので、これを見るとベッドやシンクの様子はわかるでしょう。

 

サイズ

ベースとなっているのはトヨタのハイエース・スーパーロングです。日本で運転するには少し大きい(全長5.55m、全幅1.93m)ですが、道幅の広いオーストラリアなら全然大丈夫のサイズです。

全高は就寝スペースが追加されているため3mとかなり背が高くなっています。ただトンネルがありませんので、さほど気にすることはないでしょう。

 

装備

ダブルベッドx2

(リア 1.88m x 1.24m、上 2.00m x 1.20m)

 

冷蔵庫 80l

電子レンジ(外部電源接続時のみ、使用機会なし)

 

ガスコンロ

シンク(水のみ、お湯なし)

 

カーナビ&旅行ガイド

(TOMTOMという名前だそう。ツアーの手配も出来るようですが使用していません。)

AM/FMラジオ&CDプレーヤー

 

電源x2(外部電源接続時のみ)、USBx2(故障していました)、シガーソケット(前席x1、後席x1)

変換プラグ(タイプO)は100均のものを持っていきました。しかし外部電源接続時のみ通電する仕様です。またUSBアダプタが付いているので走行中も充電できると思ったのですが、故障していました。念のためシガーソケットに差すUSBアダプタを持って行っていて正解でした。

 

夜は多数の電子機器を充電するため、こんな風になっていました。

スマホx4、モバイルバッテリーx2、デジカメx2、ビデオカメラx1です。あとは時々タブレットx2と3DSです。

 

トースター


せっかく付いているのだしということで一度だけ使用。

 

電気ケトル

未使用です。

 

感想

走行性能は見た目から想像できるように高くはありません。通常のミニバンより遙かに重量があるので、しっかりとアクセルを踏む必要があります。横風が怖いと思っていたのですが、強風の日、場所がなく大丈夫でした。

 

ハイウェイの最高速度は130km/hなのですが、この車は110km/hで走行するよう最初に言われました。追い越し時に130km/hも出せますが、ずっとその速度で走っていたらレンタル会社からペナルティが科せられるようです。長距離のオフロード走行も禁止されています。これらはすべてGPSで記録されていますから気を付けましょう。

 

後部座席が後輪上にあるので、段差があるところは直にショックを感じると子どもたちが言っていました。運転席と後部座席が離れているので、会話は大声でする必要があります。

 

ベッドは大人2人、子ども2人(中学生+小学生)の場合で十分な広さでした。大人4人は厳しいでしょう。

 

冷蔵庫は家族4人が2~3日分の食糧を入れておくのに十分な容量でした。昔セダンやミニバンでテント泊をしていたときは、現地でクーラーボックスを購入してその中に氷を入れていましたが、容量は少ないし氷を適宜買って入れなければならないしで結構面倒でした。冷蔵庫があると本当に便利で楽です。

 

Voyagerはミニバンベースなので、トイレとシャワーはありません。けれどもキャンプ場やキャラバンパークに泊まればどちらもありますので特になくても困ることはありませんでした。

 

今回一番困ったのは暑さです。カカドゥ国立公園では暑さでなかなか寝られませんでした。特に初日に泊まったMerl Campgroundはあまりの暑さに寝る前しばらくの間エンジンをかけてクーラーを作動させたくらいです。周囲にキャンパーがいなかったのでやむを得ずの対応です。翌日、他のキャンパーはどうしていたのだろうとキャンプ場を出る際に様子を伺ったのですが、どうやらクーラー付きの大型キャンピングカーを利用しているようでした。この時ばかりは大型キャンピングカーを羨ましく思いました。

 

料金

明細 料金(AUD)
Voyager 7日 924.00
Liability Reduction Option 7日 315.00
Check Out Holiday Surcharge 100.00
Extra Driver Fee 7日 7.00
Credit Card Surcharge 26.92
合計 1372.82

 

車両本体のレンタル料金はさほど高くはないのですが、Liability Reduction Option(賠償責任軽減制度)が高いです。キャンピングカーなので仕方がないところでしょう。それと日曜日に返却したのですが、その分料金がAU$100かかっています。日本では考えられない費用です。

 

それとオーストラリアではクレジットカード決済時の手数料を取られることがあります。Britzもそうでした。VISAとMasterは2%取られます。AMEXは2.8%です。

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