海外でキャンピングカーを借りるには(オーストラリア)
海外旅行で広大な土地をドライブしている時にキャンピングカーを見ることがよくあります。
海外の広い道路ならあのような車に乗って自然を楽しみながら旅行したいと思いませんか?
しかし英語や交通ルールの面で二の足を踏む人が多いでしょう。
けれでもオーストラリアなら比較的ハードルが低いです。英語のハードルは下がりませんが(苦笑)、交通の面では日本と変わりません。
左側通行(これだけで随分楽です)で道幅が広く運転しやすいです。しかもキャンピングカーをミニバンベースの車にすれば、ほぼ間違いなくトヨタ車です。実際問題キャンピングカーはシャワーなし、トイレなしのキャンパーバン(ミニバンベースのキャンピングカー)で十分です。
というわけでまずはやってみましょう。
ここからはオーストラリアのキャンピングカーのレンタル方法と解説します。
検索方法
キャンピングカーは英語では”camper”、”RV”と呼ばれています。特にミニバンベースのものは”camper van”、大きいものは”motorhome”と言います。これらと訪問先の地名を組み合わせて検索をかけると多くのレンタル会社がヒットします。ただ比較会社が上位に来ることが多いでしょう。料金を比較するだけならそれらのサイトを利用するのもありですが、最終的には下記に挙げたレンタル会社から直接借りた方がいいです。予約後の質問やリクエスト等もスムーズなコミュニケーションが取れますので。
レンタル会社
オーストラリア全土に支店を持っている大手の会社は次の5社でしょう。
maui
Britz
mighty
apollo
jucy
ただし実際のところmaui, Britz, mightyの3社はTHLというグループ内の別ブランドに過ぎません。ですので同じ事務所でレンタル手続きをしていることが多いです(ひょっとして全土?)。グレード順は、maui>Britz>migtyとなっています。車のグレードだけでなく、年式、走行距離等も異なります。
appolloはmightyと同グレード、jucyは格安レンタル会社です。
サービス(スタッフの応対)も料金に比例している気がします。今までKEA(mauiに吸収)、Britz、apolloでレンタルしているのですが、サービスはKEA>Britz>apolloの順でした。
KEAでキャンパーバンをレンタルした時には、ソフトスーツケースに荷物を入れて持って行っていました。キャンパーバンに荷物を積んでいると、スタッフがスーツケース邪魔だから置いていったらいいよと言ってくれて、荷物を入れるためのエコバッグをたくさん用意してくれました。着替え等の荷物をそれに入れ替えて、小分けにすることができたので大きなスペースを取ることなく快適な空間を手に入れることができました。
残念なことに現在オーストラリアのmauiのサイトにはハードスーツケースでなくソフトバッグに荷物を入れるといいと書いてありますので、もう預かってはくれないようです。(ニュージーランドのmauiは不必要な物は置いていっていいよと書いてあります。)
jucyは借りたことがありませんが、旅行中に時々目にしました。グリーンとパープルに塗られた車体が非常に目立ちます。若者向けですね。
キャンピングカーの選択
まずは人数から考えましょう。
レンタル会社のサイトでよく目にするのが”berth”という単語です。”2 berth”、”3 berth”、”4 berth”等で使用されています。このberthの意味は「寝台」です。ですので、2 berthだと2人が寝られる(決してベッドが2台という意味ではありません)、4 berthだと4人が寝られるということになります。乗車定員は異なりますので、テントを追加でレンタルする場合などは家族4人でも車が2 berthで4人乗車可能なら大丈夫です。
2~4人であれば、キャンパーバンで大丈夫です。5人ならばキャンパーバン+テントで何とかなります。6人以上はモーターホームですね。
確認しておきたいのはフロアープランです。座席の配置やシンク、ガスの位置、ベッドの配置等です。車種によっては、食事の準備を外でしなければならないものもあります。
予算と人数、使い勝手を考えて選びましょう。そこが楽しい時間でもあります。
予約
航空券を予約したら、早めにキャンピングカーも押さえましょう。繁忙期は希望する車がなくなることもあります。
予約はウェブサイト経由で行います。車種を選択すると、次に保険や追加運転手、チャイルドシートを追加する画面が表れます。トラブルがあった際に英語で交渉するのが面倒orできないという人は最大級の保険をかけておきましょう。
支払いはクレジットカード決済になりますが、先に予約金として一部を引き落とす会社もあれば、予約と同時に全額引き落としもあります。ただしオーストラリアのカード決済は手数料をこちらが負担することになります。
すべて英語になりますが、細かい規約はともかくとして、予約に必要な英語はさほど苦労することもないレベルです。
予約が完了したら、準備に移りましょう。