海外SIMを日本で入れて現地でONにする方法(ZenFone)
親が中国本土へ旅行に行くというのでデータSIMの購入を頼まれました。
China Unicom中国・香港・マカオ 8days 4G/3G 高速データ通信
¥1,000弱で7GB(期間限定)も使用できます。ただそんなにもデータ容量は要らないのですが、日数からこれを選択しました。
ただ問題は本人がSIMの設定どころか入れ替えもできないことです。そこでSIMを入れてapnの設定をしておいて、現地でデータ通信をオンにしてもらうことにしました。
使用しているスマホはASUSの ZenFone Max (M1) [ZB555KL] です。
すでにDSDS(データ通信SIMはエキサイトモバイル、通話SIMはdocomoのfoma)運用していますので、データ通信のSIMを入れ替えます。
注意しなければならないのは、日本国内で海外用のSIMの通信をしてはいけないことです。日本で通信させることでSIMが別のプランと認識してしまう恐れがあるからです。ですのでデータ通信をオフにした状態でSIMを入れ替えます。
懸念事項が一つありました。それはSIMをオンにしなけばapnの設定ができないのではないかということです。海外に行った際、飛行機内で現地のSIMの設定をしようとSIMを入れても、機内モードのためapn設定がグレーアウトされて全然いじれないことがあったからです。
しかしSIMを入れると端末がそのSIMをCU(China Unicom)と認識し、apnも自動的に設定してくれました。さすが台湾製です。中華系のSIMのapnは端末内に入っているようです。
apnがCUなのを確認して、とりあえずは準備完了です。
ここから先が現地で親にやってもらうことになります。スクリーンショットを撮って説明書のようなものを作成しようとも思ったのですが、設定しながら同時にスマホの画像を見ることは不可能なのでアナログに紙に書きました。以下がその説明です。
①右下の〇(中に ⠿ が横向き。メモにはイラストを描きました)
②「設定」
③「もっと見る」
④「モバイルネットワーク」
⑤「データ通信を有効にする」ON
⑥「データローミング」ON
ちゃんとできるかどうか正直少し不安でしたが、現地から「つながった」とLINEが届き安心しました。
ただしこの方法は国内のデータ通信用SIMを海外用のものと入れ替えているので、日本国内でデータ通信ができません。そこで大昔に使っていた3G用のモバイルルーターを引っ張り出して、それにエキサイトモバイルのSIMを入れて使ってもらいました。
日本国内でSIM1枚運用の人(大抵の人はそうでしょう)は、日本国内で海外用のSIMスロットをオフにしたままSIMを挿入し、apnの確認だけしておいて、現地でSIMスロットをONにしてからそのSIMのデータローミングをONにすれば大丈夫でしょう。