台北元日、野柳・十份・九份・士林夜市を巡る③(九份)→身動きとれないほどの人混み

十份瀑布を見て十份老街でランタン上げをしてから九份に向かいます。

 

Googleマップでタクシーの走るルートを確認していたのですが、ずいぶん遠回りしているようです。一旦北に進み、高速道路に乗り、そこから東に進みます。しかも海まで出ます。

 

距離があってもこれが最短コースなのかなと思っていると、九份へと至る山道の入り口で交通規制がかけられていました。しかし、タクシーは通ることができました。正月は混むのでタクシーやバスだけが入れる道があるのかと思いましたが、どうも一方通行の規制もかかっているようです。反対側からは車が一台もやってきません。そんなに人が集中するのでしょうか。少しばかり悪い予感が頭をよぎります。

 

十份を出発して50分後の17時前に人だらけの九份に到着です。タクシーの運転手にラミネート加工された日本語で書かれた地図を渡され待ち合わせとなる駐車場の確認をしてから車を降ります。

 

ガイドブック等に載っている九份老街を上から下へと降りるルートを進みます。具体的には基山街を進み、階段である竪崎路を下るルートです。

 

基山街にはなかなか楽しそうな店が多いのですが、後ろから大勢の人がやってくるので立ち止まることもままなりません。なので写真も撮れません。かろうじて撮った写真がこれです。

 

そんな中、嫁さんがある店に引きつけられます。ガイドブックにも載っている花文字を書いてそれを額装してくれる「掌怪画廊」という店です。お土産に書いてもらおうということで並びます。その間に文字を考えますが、結局家族4人の名前をそれぞれ1文字ずつ書いてもらうことにしました。

書き終えるのに5分強といったところでしょうか。少し乾燥させた後、額に入れて渡してくれます。完成品がこれです。

大きさは額が23x18cm、内側が17x12cmです。料金はNT$400でした。

 

歩いてばかりでは疲れるので休憩を入れます。もちもち団子を乗せたかき氷で有名な「賴阿婆芋園」がありましたので、そこに入ります。さすがにかき氷はありませんので、団子の入ったスープをいただきます。

柔らかい甘みで美味しかったです。

 

腹ごしらえ後先へ進みますが、人の数が半端なくなってきました。もう少しで階段だというところでまったく身動きが取れないくらいです。その様子をぜひカメラに収めたかったのですが、腕を上げることすらままなりません。人の流れに身を任せるしかありません。嫁さんと次男とも離れてしまいました。

 

そんな人混みの中をプロパンガスを乗せたカブが通ろうとするのですから無茶です。なんとかみんなよけてカブは無事通りましたが、その後はまた押し合いです。

 

人混みに押されながら基山街と竪崎路の階段との交差点まで来ましたが、ここが一番激しいです。

上下左右からと人が集まりそれぞれの方向に行こうとするので混雑してほとんど動かない状態です。「すみませ~ん。通してくださ~い。」という日本語が聞こえますが、この状態ではどうしようもありません。背の低い次男が心配ですが、嫁さんがついて守ってくれていると信じておきます。

 

階段を降りたいのですが、よく見ると一応右側通行になっているようです。階段の真ん中よりも端の方がまだ動きやすいと践んで右側にある店の軒下に徐々に移動します。少しは空間があり、流れも中央よりはあります。ここからは人の流れに身を任せます。

 

雨が降っています。傘を差している人もいるのですが危険きわまりないです。畳みたくても畳めない人もいるでしょうが何とかしてもらいたいです。

 

進むにつれ歩みが速くなり人混みもましになってきました。少し降りると登りは動いていませんが、下りは普通に進むようになりました。

 

途中にある公衆トイレ前で離れた家族を待ちます。数分後やってきました。嫁さんが開口一番、「命の危険を感じた」と言ったのがまさしく的を射た表現です。いつ将棋倒しになってもおかしくないような状況でした。

 

ここでようやくカメラを取り出せました。しかし人が多く立ち止まっての撮影は困難です。そんな中撮影した写真がこれらです。

 

輕便路を横切って階段を進むと全然人がいなくなります。振り返って撮影した写真です。

疲れ切ってどこにも立ち寄る気力もなく、18時半に待ち合わせの駐車場に着きました。

 

九份老街は土産物屋や屋台・飲食店が多く、また非常に趣のある古き良き街なのですが、人が多い時に行くところではないですね。特に子連れには厳しいです。小学生低学年以下がいる家族は行く日時を事前にリサーチしておいた方がいいでしょう。元日の夕方は家族連れに限らず、どの旅行者にもお勧めしません。昼間はまた違ってのでしょうが。人が少ない時期にもう一度訪れてみたいです。

 

日本語を聞くことがなかった野柳や十份と違って、九份老街では日本人は非常に多かったです。

 


 

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台北元日、野柳・十份・九份・士林夜市を巡る①(野柳)
台北元日、野柳・十份・九份・士林夜市を巡る②(十份瀑布・十份老街)
台北元日、野柳・十份・九份・士林夜市を巡る④(士林夜市)

 


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